サイト・ブログのSEO対策として、タイトルをニーズが高い検索キーワードに書き換える方法があります。
Google Consoleで行う方法もありますが、それよりも手軽な方法としてWordPress用のプラグイン「Ahrefs SEO」を使う方法を紹介します。
なお、既に詳しくてわかりやすいブログ記事がありますが、それを元に当方でもやってみた記事となります。
プラグイン「Ahrefs SEO」とは?
「Ahrefs SEO」とは、Google AnalyticsとGoogle Consoleと連携することによって、最も効果的なキーワードを提案してくれるプラグインのことです。
「最も効果的なキーワード」とは、対象ページの複数ある検索キーワードの中で、「検索順位/CTR/表示回数」を比べて最も効果的なものを推奨してくれます。
このプラグインをインストールすると、「Ahrefs SEO」の操作画面で以下のような表示がされます。

上の画面で矢印が指し示している、各項目の説明は以下のとおりです。
項目 | 意味 |
---|---|
Title | 投稿・ページのタイトル |
Author | 著者 |
Target Keywords | おすすめのターゲットキーワード |
Categories | カテゴリ |
Position | おすすめのターゲットキーワードの現在の検索順位 |
Total traffic | 過去3ヶ月の月間平均の総トラフィック量 |
Organic traffic | 過去3ヶ月の月間平均の検索トラフィック量 |
Backlinks | バックリンク数 |
Ref. domains | ? |
Date | 最終更新日 |
Suggestion | 提案(詳しくは、この後の【プラグイン「Ahrefs SEO」の使い方】を参照) |
プラグイン「Ahrefs SEO」のインストール方法
インストール自体はWordPressのプラグイン追加ページで「Ahrefs SEO」を検索してインストールするだけで簡単ですが、設定でGoogle AnalyticsとGoogle Search Consoleとの連携作業が必要になります。
具体的な手順については、以下のリンク先をご覧ください。
プラグイン「Ahrefs SEO」の使い方
ここでは実際に、当方で作成しているブログ「iPhone/iPadのアンチョコ」で「Ahrefs SEO」を使いながら説明します。
このブログは投稿が60本となっていますが、直近過去30日間のPV数が3,200で一日あたり100の集客数です。
ほぼ毎日新規に投稿を公開しているので右肩上がりにはなっていますが、もっとPV数が伸びるといいな、と思っています。
そこで、プラグイン「Ahrefs SEO」の力を借りて、カンタンに対策できる投稿のタイトルの変更ができそうな投稿を探して修正してみたいと思います。
図のグラフは、WordPressプラグイン「GAinWP Google Analytics Integration for WordPress」を使っています。
使い方は、以下のブログを参考にしてください。
このサイトにプラグイン「Ahrefs SEO」をインストールして、レポートを表示してみました。
まず、1つ目の投稿のレポートを見てみます。

項目「Suggestion」に注目すると、ラベル「Do nothing」と表示されています。
ラベルには、次のような意味があります。
項目「Suggestion」の説明
ラベル | 意味 | ターゲットキーワード順位 | 対策方針 |
---|---|---|---|
Do nothing | 何もしない | 1〜3位 | 特になし |
Update | 更新 | 4〜20位 | 本文にコンテンツ追加 |
Rewrite | リライト | 21位以下 | 検索意図から外れている可能性あり、 本文のリライト必要 |
Exclude | 除外 | – | noindexなどでSEO対策対象外 |
ラベル「Do nothing」と表示されていますが、本当に何も対策しなくて良いかを考えます。

今回のケースでは、レポートから次のことがわかります。
- ① Position(おすすめのターゲットキーワードの現在の検索順位):1位
- ② Total traffic(過去3ヶ月の月間平均の総トラフィック量):1PV
- ③ Organic traffic(過去3ヶ月の月間平均の検索トラフィック量):1PV
おすすめのターゲットキーワードで1位となっているのは良いのですが、これだと検索トラフィックが月間1PVしか集まりません。
そこで、別のターゲットキーワードでは順位がどうなるか、PV数はどうなるか、を調べてみます。
調べる方法は、「Target keyword」の下にマウスを移動すると表示される文字「Change」をクリックします。

図のように、Suggested keywords(おすすめするキーワード)のリストが表示されたので、Impressionsが最も多いキーワード「iPhone 名前を変える」に変更して、画面下のボタン「Apply(適用)」をクリックします。

レポート画面に戻ると、Target keywordsの部分が「Approved(承認済み)」に変わりました。

最新の情報に更新するには、Ahrefs SEOの基本画面で、ボタン「Run new audit」をクリックします。
投稿1つを対策しただけでこれを実行すると、時間もかかる上にサーバの負荷もかかるので、ある程度の対策が済んでから

以上のように、投稿1つ1つについて確認していきます。

ついでに、2つ目の投稿のレポートを見てみます。

おすすめされているTarget keyword「iPad iOS 対応表」ではPositionが6.3位なので、Suggestionが「Update」となっています。
「Update」の場合はコンテンツ追加が良いとされていますが、本当にそうでしょうか?
Target keywordのその他の候補を見てみます。

候補のリストからは、既定のキーワードが最もImpressionsやClicksが多いので、このままで良いと考えます。
ただし、現在の投稿タイトルが「iPhone・iPadモデル番号(機種番号)別OS対応表」となっていて、ターゲットキーワードが一部含まれていません。
そこで、タイトルに「ipad ios 対応表」を含めるように修正します。
- 修正前タイトル:iPhone・iPadモデル番号(機種番号)別OS対応表
- 修正後タイトル:iPhone・iPadモデル番号(機種番号)別の、iOS・iPadOS対応表
投稿タイトルの変更後に、Ahrefs SEOのTarget keywordsで文字「Approved」をクリックして完了します。
この投稿は、今回はタイトルだけ修正しましたが、2-3ヶ月後に結果を見て、必要ならコンテンツ追加などの対策を考えたいと思います。

説明は以上です。
まとめ
サイト・ブログのSEO対策として、タイトルをニーズが高い検索キーワードに書き換える方法があります。
Google Consoleで行う方法もありますが、それよりも手軽な方法としてWordPress用のプラグイン「Ahrefs SEO」を使う方法を紹介しました。
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